使徒の働き16章で、パウロ一行はピリピの川岸でキリストの福音を語ったことが記されています。ヨーロッパでの宣教が始まったのです。リディアとその家族がキリストを信じ、パウロたちが牢に入れられた夜、牢の看守とその家族もキリストを信じました。
今週から「ピリピ人への手紙」を読みます。パウロがローマで牢に入れられていた頃に書かれたとされるこの手紙には、「喜び」という言葉が多く出てきます。投獄という苦しみのただ中にあっても、パウロが愛し、パウロを愛していたピリピに住むキリストの弟子たちのことを考え、祈る時、心の底から喜びが湧き出てきたのです。
キリストに救われたパウロが、キリストに遣わされ、ピリピでキリストを伝えた一方、キリストを信じたピリピの人々はパウロのために祈り、励まし続けました。「私は、あなたがたのことを思うたびに、私の神に感謝しています。」ピリピ1:3
私たちにもこのような交わりが与えられるなら、幸いです。