教会便り

「開かれた交わり」

エルサレム教会は迫害によって散らされ、主の御手の内に福音宣教が進められました。聖霊に導かれ、ユダヤ人以外にもイエス・キリストの恵みが証され、次々と福音に応答する外国人が起こされてきました。エルサレム教会をはじめ、ユダヤ人を中心とした諸教会が直面した大きな課題は「神に立ち返る異邦人」をどのように受け入れるのかということでした。主の助けによって彼らは、文化や宗教的背景の違いを乗り越え、主にある兄姉として真実な交わりを持つようになります。

主に救われた私たち一人ひとりに与えられている主にある交わりも、新しく主に立ち返る方々に対して、開かれたものでありたいと願います。「慣れ親しんだ方々が話しやすい」「個人的な事情を分かち合っているので・・」など、様々な思いがありますが、「主の恵みによる救い」という一点で、先人に倣いたいです。「わたしの名で呼ばれるすべての異邦人が、主を求めるようになるため」(使徒15:17)