教会便り

「共におられる主の導きに従う」 

礼拝で使徒の働きを読み進め、残すところあとわずかとなりました。十字架の死からよみがえられたキリストのことばと昇天から始まるこの書には、聖霊が降り、キリストの弟子たちが力強く証を始め、教会が形成されてく様子が生き生きと記されています。やがてキリストを信じる人々が迫害され、苦しみにあいます。そのときも主は人々と共におられました。

迫害者の一人にキリストが現れ、彼もキリストを信じ、証する者となりました。ユダヤ人以外にも主の救いが及ぶことが確認され、地中海沿岸の町々に福音宣教がなされます。このパウロはそのために主が豊かにお用いになった一人です。彼自身も迫害を何度も通り、しかし、福音宣教は続けられます。どこへ行っても、どのような状況に置かれても、主が共におられ、パウロたちは主の導きに従いました。私たちもかくありたいです。

「…主がパウロのそばに立って、『勇気を出しなさい。あなたは、…ローマでも証しをしなければならない』と言われた。」 使徒の働き23:11