教会便り

「士師記を読んで」

 今年の4月から士師記を読んできました。12人の士師たちは、働きや記録の長短も多様です。その生涯に倣いたいという士師もいれば、「うーん」と唸ってしまう士師もいます。平穏な日々を送る中、創造主である神を捨て、異邦の神々に仕えるようになった神の民が、異邦人からの圧迫の苦しみにあって、ようやく神に心を向け、助けを求め、神が士師を送るのです。何世代にも渡り、繰り返されたこの状況から、いろいろと考えさせられます。神の民が神から離れた時、すべての人が離れたのでしょうか。神を信じ続けた人々もいたのではないでしょうか。周りの人々の動きではなく、神のことばによって、信仰の歩みを続けていきたいと願います。

「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく朽ちない種からであり、生きた、いつまでも残る、神のことばによるのです。」Ⅰペテロ1:23