エペソ教会に「…その大能の力によって強められなさい。」(エペソ6:10)と書いたパウロは、その牧師テモテにも「キリスト・イエスにある恵みによって強く(されなさい)。」(Ⅱテモテ2:1)と励ましました。その手紙でパウロ自身、「私を強くしてくださる、私たちの主キリスト・イエスに感謝しています。」(Ⅰテモテ1:12)と告白しています。彼は、キリストを知る前は「神を冒涜する者、…暴力をふるう者」だったと言います。つまり、「強められる」とは暴力をもたらす肉体的な力や知識についてではないのです。強くされるのは私たちの心、霊です。信仰が揺るがされるような困難な時に、神を信頼し、主の前に立つことができる「強さ」は、パウロもテモテも持っていませんでした。しかし、神がその力によって私たちを強くしてくださるのです。これは約束です。イエスの恵みの大きさと深さをさらに知ることを通して、主に強くしていただきたいです。